ISOとは?

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ISOとは?

「ISO」とは英語でInternational Organization for Standardizationの頭文字です。日本語に訳すと「国際標準化機構」となります。ギリシャ語の「isos=相等しい」を取入れ、頭文字の語順を変えてISOと略称しています。“アイ・工ス・オー”または“イソ”、“アイソ”とも呼ばれます。

「国際標準化機構」はスイスのジュネーブに本部をおいて1947年に発足した民間の国際機関です。この機関の主な役割は、国際的に通用する規格や標準類を制定し、国際交流の活性化に寄与することです。電気関係を除くあらゆる分野の規格を制定しています。ISOへの加盟は1ヶ国1機関とされており、2017年12月末現在、世界162ヶ国が加盟しています。日本からは経済産業省産業技術環境局基準認証ユニットの中に組織されている「日本工業標準調査会(JISC)」が加盟しています。

日本では、昭和40年代の後半に「ISO(イソ)ネジ」のキャンペーンが張られたことを覚えている人も多いと思います。それまで日本の産業界では、当然のこととしてJIS規格のネジが使用されてきましたが、国際化の波の中で世界の国々との工業製品の互換性確保の必要から、世界規格のネジである「ISOネジ」を使用しなければならなくなったからです。

私たちの周りには多くの「ISO標準品」をみることができます。
例えば写真のフィルムには、感光度を表すのに以前の「ASA」に代わって、IS0100 とかIS0400などの表示があります。また、日本で作ったキャッシュカードが世界のどこへ行っても使えるのは、ISOがカードの縦、横、厚みなどを規格として制定しているからです。更に、電話のボタンの配置もISO規格で定めています。

それでは「ISO9001」とは何でしょうか。製品の形状や性能などに関わる規格とは異なり、企業の品質管理体制(品質マネジメントシステム(略称QMS))についての要求事項を規定しています。つまり仕組みの規格なのです。
構築された品質マネジメントシステムがこの規格に定められた要求事項を満たし、外部の審査登録機関によって認められれば、その企業は、晴れて“IS09001認証取得企業”という国際的なお墨付きを得ることになるわけです。
ガットの「貿易の技術的障害に関する協定(ガットスタンダード)」 (現在WTO)において各国が国内規格を制定する際は、原則としてISOなどの国際規格に準拠することが加盟国により合意され、その後の国際化の動きに大きな影響を与えています。

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