ISO14001(環境)

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ISO14001(環境)

環境マネジメントシステム

EMS(environmental management system)
JIS Q 14001:2015(ISO 14001:2015

ISO14001制定の経緯は次の様になります。
1992年6月ブラジル リオデジャネイロで「地球サミット」(国連環境開発会議,United Nations Conference on Environment and Development UNCED)が開催され、「環境と開発に関するリオ宣言」が採択されました。1991年経団連は「地球環境憲章」を、国際商業会議所(ICC)は「持続可能な開発のためのビジネス憲章」を策定し、地球環境保全の責任を謳っています。その後、国連環境開発会議(UNCED)からの要請で準備された産業界代表による会議「持続可能な開発のための世界経済人会議」(BCSD)が環境に関する国際標準化に取り組むよう国際標準化機構(ISO)に勧告し、ISOと国際電気標準会議(IEC)とが共同で1991年「環境のための戦略的助言グループ」(SAGE)を組織して予備的な検討を進め、1993年2月「環境マネジメント専門委員会ISO/TC207」が創設されました。そして1996年9月ISO14001が発行されました。これは環境マネジメントシステムを構築するために要求される規格です。ISO規格の発効を受けて同年10月JIS Q 14001が制定され、我が国でも環境マネジメントシステムの審査認証制度が軌道に乗りはじめました。5年毎の見直しで、現在の最新版は「ISO14001:2015」になっています。

ISO14000シリーズは、環境マネジメントシステムに関するISO14001/14004を始め、環境ラベルに関するISO14020シリーズ、環境パフォーマンス評価に関するISO14030シリーズ、ライフサイクルアセスメントに関するISO14040シリーズ、環境コミュニケーションに関するISO14063などから構成されます。1996年発行されたISO14001には、組織の活動、製品及びサービスに関する環境負荷を低減するなどの「環境パフォーマンスの改善」が実施され、継続的に運用される仕組み(環境マネジメントシステム:Environmental Management System, EMS)を構築するために要求される規格です。 

1997年12月京都での地球温暖化防止会議で、温室効果ガスの個別削減目標が定められ、2005年2月16日「京都議定書」が発行され環境保全への国をあげての取り組みが求められています。建設業界でも1996年10月「建設産業環境行動ビジョン」を策定し、同年11月「環境保全自主行動計画」が定められております。建設業に限らず他の産業も常に環境への重大なインパクトを内在させており、環境保全と事業の持続可能な成長に対する責任を負っています。

ISO14000ファミリーの主な規格について

ISO14000ファミリーの主な規格には次のようなものがあります。

ISO14001:2015(JIS Q 14001:2015)

<環境マネジメントシステム―要求事項及び利用の手引>
国際的に認定された環境マネジメントシステム規格です。環境保護、公害防止、社会的及び経済的なニーズを考慮に入れながら、事業活動や製品とサービスの環境に関わる側面を、より効果的に管理するにはどうしたら良いかという指針を示しています。環境マネジメントシステムの認証に必要な要求事項を規定しています。

ISO14004:2016(JIS Q 14004:2016)

<環境マネジメントシステム―実施の一般指針>
ISO14001利用に際してのガイドラインです。これはEMSモデルを基礎に組織が環境マネジメントシステムを導入し、実施し、維持し、改善するためのガイダンスとして開発されました。広範な環境マネジメントシステムに関するより一般的な手引きを必要とする組織のためにISO14004:2016があります。

ISO14015:2001(JIS Q 14015:2002)

<環境マネジメント―用地及び組織の環境アセスメント(EASO)>
サイトに関する評価(通称 サイトアセスメント規格)。これは「用地と組織(事業活動)の環境アセスメント実行へのアプローチのための指針」という位置付けで、具体的には土地の汚染調査を実施する際の手続きを取り決めたものです。

ISO14031:2013(JIS Q 14031:JIS改正作業中)

<環境マネジメント―環境パフォーマンス評価―指針>
自主的に環境側面に関するマネジメント結果を評価するガイドラインです。

ISO14040:2006(JIS Q 14040:2010)

<環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―原則及び枠組み>
ライフサイクルアセスメント(LCA)に関する基本原則及び全体のガイドライン。LCAとは、ある製品がその原材料取得段階から最終的に廃棄処理され、その使命が終わるまでの全生涯に及ぶ環境への影響をすべて算出し、総合的見地から環境負荷を削減するための評価手法です。

ISO14050:2009(JIS Q 14050:2012)

<環境マネジメント―用語>
環境マネジメントシステムにおいて使用されている基本的な用語について定義しています。